今後の動画制作・公開に関する重大なお知らせ

　とーちよです。いつも動画をご視聴いただき、ありがとうございます。
　この記事の公開と同時にYouTube・ニコニコ動画に公開した動画でご報告いたしましたが、この度、私は動画の制作に関する方針を変更することといたしました。これに関連し、現在公開している動画について、一部を公開終了とすることにいたしました。動画の制作に関する方針を変更することと、一部の動画を公開終了とすることにより、多くの方にご迷惑をおかけし、また混乱を生じさせたことを、お詫び申し上げます。大変、申し訳ありませんでした。
　今回、動画制作に関する方針を変更することにしたのは、今年5月に行った大規模な動画リニューアルは完全に失敗しており、早急に元の方針に戻すべきであると判断したためです。私は2018年5月6日にYouTubeでの活動を開始し、翌年以降毎年5月に動画のリニューアルを行っていました。今回のリニューアルは、毎年5月の定例リニューアルに合わせる形で実施しました。動画の制作に関すること、動画の体裁に関すること、動画の投稿に関すること、この全てを見直すことにいたしました。動画の制作に関する見直しでは動画の撮影および編集に使用するソフトを改めて選び直すこととし、動画の体裁に関する見直しでは動画に登場するキャラクターや見た目などのスタイルを一から作り直すことにし、そして動画の投稿に関する見直しでは適切な動画公開時刻を再検討することにいたしました。
　動画の制作に関する見直しでは、再検討した結果、これまで使ってきたソフトを継続使用することが最適であると判断しました。動画の投稿に関する見直しでは、動画の公開時刻を0時から21時に変更することにしました。動画の体裁に関する見直しでは、キャラクター立ち絵の変更、登場キャラクター自体の変更といった大規模な変更を実施することにしましたが、この見直しの際に、本来変えるべきでは無かったものまで変えてしまったことで、結果的に動画の品質を貶める結果となってしまいました。
　動画の体裁に関する見直しをする際、動画の見栄えをいかに良くするかということを最優先にしておりました。しかし、その際に意識していたのは、その動画を単体で見たときの見栄えだけであり、シリーズを最初から通しで視聴した場合に動画から受ける印象がどうなるかという点の検討を行っていませんでした。その結果、今年4月までに公開したリニューアル前の動画と、今年5月以降に公開したリニューアル後の動画では、見た目が大きく変わることとなりました。これにより、タイトルや動画内容はこれまでの動画の続編として制作されているにも関わらず、動画の見た目だけは今までの動画とは全く異なる別物の動画となってしまいました。ゲーム画面や音声はこれまでの動画と同様であっても、動画の見た目が違うのであれば、それはもはや同じシリーズの動画とは言えません。これらの動画を公開した後、私の動画には「もう見ない」「フォロー解除」などといった否定的なコメントが複数寄せられました。もちろんこれはコメント欄の中ではごく少数派ではあります。しかし、実際には無言で立ち去った方も大勢いらっしゃるものと思います。ひれが目に見える形で表れているのはYouTubeのチャンネル登録者数であり、ここ最近になって急激にその数を減らしています。チャンネル登録を解除するということは、積極的な意思でもって動画の視聴を取りやめるということを意味しています。このような状況に陥るまで、私は愚かにもこの問題点に気付くことはできませんでした。
　正確には、私は自覚することができていませんでした。今思い返してみれば、私自身の中で、無自覚のうちに4月までの動画と5月以降の動画が別物であるという認識を最初から抱いていたように思います。私が自分の動画にニコニ広告する際、以前は『47都道府県を巡る旅』の第0話や第1話前編に広告を出すことがありました。しかし、リニューアルをすると決めた後、これらの動画に広告を出すことは無くなりました。理由は、リニューアル前の動画だったからです。『47都道府県を巡る旅』第11話前編は、リニューアルをすると決めたのにリニューアル後のこのシリーズの動画が無いため宣伝したい動画が無い、という思いから、今後ずっと宣伝できる新しい動画を早く投稿しなければならないと考え、ニコニ広告チケットの期限に間に合うよう急いで制作しました。しかし、この行為こそが、これまで築き上げてきた動画を捨てる行為に他なりませんでした。第0話や第1話前編への広告を取りやめて、第11話前編だけを宣伝するのは、新しい視聴者の方に第11話前編から見てもらいたいという思いの表れであり、裏を返せば第1話から第10話までは古い動画だから見なくて良いと思っていることの表れでもありました。『47都道府県を巡る旅』シリーズは開始当初に目標を立て、その目標を達成したら完結と決めて制作を進めてきました。『京琴鉄道局運行記』シリーズも同様です。どちらも第1話から目標に向けて頑張っていき、最後に目標をクリアして完結というラストシーンに向けて制作を進めていました。しかし、リニューアル前後で動画の連続性が途切れてしまったことで、第1話から積み重ねていた物語はリニューアル前最後に公開した動画までで突然終わりを迎えたことになり、リニューアル後に公開した動画は一からの開始ではなく中途半端な進捗状況からいきなりスタートした新シリーズとなってしまいました。私自身が思い描いていたのは、最初から少しずつ積み重ねていって、困難を乗り越えた先に目標を達成したシーンを作ることであり、最後にその道のりをダイジェスト形式で振り返って動画を終了するというのは、私が最初に制作したシリーズが続けてきたことでもありました。『京琴鉄道局運行記』ではダイジェストを制作する構想はありませんでしたが、『47都道府県を巡る旅』ではダイジェスト形式で振り返る計画がありました。シリーズである以上、節目ごとに過去を振り返ることになるにもかかわらず、このままでは過去を振り返ることができなくなってしまいます。
　このような状況に対して、私が取れる選択肢は3つあります。これまで制作していたシリーズの制作を断念し、改めて新しいシリーズとして一から出直す。動画の連続性が途切れてしまったという事実に気づかないふりをして、何事もなかったかのようにふるまい続ける。そして、これまで続けてきたシリーズの続きと胸を張って言えるような動画を作る。この中から、私は、これまで制作してきた動画の続きを制作するという選択をすることにしました。私が見たかったのは、2018年5月から5年以上積み上げてきた『京琴鉄道局運行記』の最終回と、2021年3月から2年以上積み上げてきた『47都道府県を巡る旅』の最終回です。この2つのシリーズを途中で投げ出したくはありませんでした。しかし、積み上げてきた過程がなく、ただ目標を達成したという結果だけが残るのは空しいことです。目標を達成するまでの過程を守る選択肢は、これ以外にはありませんでした。
　これまで作ってきた動画の、本当の続きを作ると決めたとき、これまで続きのつもりで作ってきた動画の存在は、新しい動画の制作を進めるうえで障害となりました。5月以降に作った動画の続きから作っても、継続性の途切れるポイントが1か所から2か所に増えるだけであるからです。それならば、この途切れたしまったポイントまで戻って、そこからやり直したい。分岐点となった場所まで戻るためには、本来歩むべきではなかったルートである、5月以降に制作した動画を無かったことにするしかありませんでした。YouTubeの再生リストとニコニコ動画のマイリスト・シリーズからこの動画を削除するのは、連続再生をしたときに本編とは関係のなくなった動画を、事情を知らずに見てしまうことを防ぐためです。通常公開を終了するのは、動画一覧や検索、おすすめ動画などに表示されることで、同様に事情を知らない方が見てしまうことを防ぐためです。YouTube版は限定公開として残すのは、一度世に出たという事実までなかったことにはできないからであり、事情を知っている人なであれば誰でも見られる形で残すことは、私が今過ちを犯したという事実を「とーちよ」という名前で活動し続ける限り忘れないようにするためです。ニコニコ動画で非公開とするのは、単純にニコニコ動画にYouTubeの限定公開に相当した機能がなく、通常の公開をしないのであれば非公開か削除とするしかないからです。通常公開終了を告知から1週間後に設定したのは、ここで事前の予告なく動画の公開を停止してしまうのは、5月に予告なく動画の大規模リニューアルを行った時と同じ過ちを繰り返すだけになると思いました。
　今回の方針転換は、私がそうするべきだと思って決断したことです。ほぼ以前と同じ方針に戻しますが、一度異なる方針の動画を公開してしまったことで離れてしまった方はもう二度と帰ってこないと思いますし、離れてしまった方に許してもらいたいとも思っていません。今回の決断は、完全に私の独りよがりな判断です。動画のリニューアルを好意的に受け止められた方や、新しい動画から視聴を開始された方を裏切る形になると思っています。リニューアルのことを気にされていない方に対しても、一度発表した動画を無かったことにしてやり直すという態度は非常に傲慢に映るかと思います。全体で見れば私以外の誰も得をしない形になると思います。今回の決断がいかに批判されようとも、それは私自身が愚かであったが故の自業自得であり、甘んじて受け入れる覚悟であります。そして、そんな愚かな私のことを許していただけるのであれば、私は再び動画の制作を始めさせていただきたいと思っています。
　このブログ記事は非常に長く、そして非常に読みづらいものになりました。しかし、私自身が本当に思ったことを、思ったままの形で書きました。最後まで読んでいただいたことに感謝いたします。改めて、今回の問題について、多くの方にご迷惑をおかけし、また混乱を生じさせたことをお詫び申し上げます。大変、申し訳ありませんでした。